垣野内成美先生来場展!!
2011年 08月 22日
8/17(水)~22(月)の期間エピキュートにて開催しておりました。
およそ年に一度、開催されるこちらの展示会は毎年楽しみにしている方も多いかと思いますが、2000年〜数えてなんと一干支回るという……
アートコレクションハウスの中でも非常に歴史のある展示会の一つです。
ヴァンパイアプリンセス、お涼さまの最新のカラー原画や企画段階の貴重な線画やマーカー塗りの絵等も展示。
毎年言いますが。
何度でも言いますが。
垣野内先生の水彩画は本当に本当に、美しい…
そして期待が高まる描き下ろしの新作版画も楽しみに、今年もたくさんのお客様方にご来場いただきました!
21(日)来場日当日のレポートです。

お馴染みになっている編集さん・ナスさんも駆けつけてくださり、なんと刷りたてのアフタヌーンをちょこっと見せてくれたり…

トークショー最中にも続々と増えるお客様…入り口付近で申し訳ありませ〜ん…声は聞こえるので!楽しんでくださいねー

今回はヴァンパイアプリンセスの初の、しかも描き下ろしの「はなひめ」に3年ぶりのお姫様シリーズ「おやゆび姫」も描き下ろし!
そして、抱き合わせ販売用作品の美夕「深竹の子守唄」と、3点の発表となりました。
「はなひめ」は2人を象徴する芍薬と桜の花をバックに、白と黒の美しい世界観の作品。
夕と結衣は、やはり描くたびに改めて美夕と夕維とは違うんだな、と。この絵を見てからヴァンパイアプリンセスを読み込むと、またそれらがわかって楽しんでもらえると思うと先生のお言葉。
「深竹の子守唄」は、美夕では初のジークレー版画。少し遊びをきかせて和紙に刷りあげ、瞳と扇の金は一際浮き出るようにシルクスクリーンで色を重ねています。
「おやゆび姫」は、実は文化祭の劇で演じたこともあり、おやゆび姫自体に思い入れがあるとか。
作品の説明をする先生。

恒例の質問コーナーでは東京のお客様はなかなかシャイで…
その中でも大胆に「レイスイーパーの版画を出してほしい!」という声も。
「お姫様シリーズの次の展開は…」という問いには、「相変わらずネタ切れ状態でー!どうしましょうっ(笑)」とのこと。
垣野内先生の人物イラストはポージングがとても美しくそして独特。全身の絵でもとにかく「ただ立っている」ようなものが一枚もないのですが!
何か参考にされてるものや意識されてることは?の質問には、
「参考にしているものは実は特にありません。でも器械体操をしていたことがあって、人の身体がどうしたら美しく見えるか、という考えは常にあるかも。
そして私はアニメーター出身なので、常に【動き】を意識してます。静止画なんだけど、動いてる途中というかその前や後の動きも見えるように、全部考えてポーズを作ります」
とのこと!
どんな質問でも非常に丁寧に、質問者の顔を見て答えてくださいます。
今回は質問できなかった皆さんも、次はぜひ勇気を出して質問されてください!!どんな小さなことでもOKと先生は言ってくれてますので!!!
たっぷりの内容が詰まった素敵なトークショーは1時間弱で終了。少し休憩を置いてサイン会に移りました。
サイン会でも先生はお客様がかける言葉に丁寧に返されていました!
先生とこんなに近くに接することができる場も、本当に年に一度です!!
来月には大阪会場がございますので、ぜひ皆さま少し遠くからでも、足を運ぶ価値があります!ご来場お待ちしております〜〜〜